衆議院秘書協議会

秘書協ニュース2009年1月号

《正念場の年、秘書協の前進へ、いっそうのご協力を》

◇衆議院秘書協議会会長 自由民主党秘書会会長 三盃幸久

新年明けましておめでとうございます。国会は予断を許さない状況が続き、我々秘書にとりましてもまさに正念場の年を迎えました。多忙な日々が続きますが、健康に注意してお互い全力を尽くし頑張りましょう。
昨年の春と秋に、秘書功労として我々の先輩から叙勲受章者が誕生致しました。このことは秘書の仕事に携わる者全体の喜びであります。心からお祝いを申し上げます。また、長年の懸案でありました議員秘書の身分証明書が、新議員会館通行書のICカード化に伴い本格的に検討されております。秘書協としても、この機会に是非実現したいと取り組んでおります。
新しい議員会館もいよいよ姿を現してきました。私たちの職場環境や日常業務の改善を図る上において、またとない絶好のチャンスであり、細部にわたり衆議院事務局と交渉を重ねてきました。これからも出来る限り皆さんの意見を反映していきたいと思います。
一方、秘書年金や健保は私たちの生活を支える極めて重要な制度です。それぞれの健全な運営のために組合役員の皆さんにご努力頂いておりますが、組合員である皆さんにも是非ご理解を深めて頂きたいと思います。
秘書の仕事が国会の一員としての誇りとやりがいを持って励むことが出来る、そういう環境を築くことが大事です。秘書協議会としても一歩一歩前進を図り、少しでも良い秘書制度の構築に取り組んでまいりたいと思います。今後とも秘書協の活動を秘書協ニュースでお伝えしてまいりますので、本年も皆さまの一層のご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます。

 

《各党会派よりご挨拶》

◇民主党秘書会会長 鬼ヶ原克志
明けまして おめでとうございます。私たち秘書にとって、節目の重要な年を迎えました。国民の負託に応える国会議員のスタッフの一員として、常に「謙虚・努力・感謝」の気持ちを忘れることなく、秘書のみなさんが、力を発揮されることを期待します。その一助となるよう研修会の充実、コンプライアンスの整備や、親睦・交流活動を深めてまいります。昨年、民主党秘書会は、結成一〇周年を迎えました。先輩諸氏のこれまでご尽力に感謝しつつ、新たな時代の扉を開くために全力で邁進してまいります。ご指導のほど、お願い申し上げます。

 

◇公明党秘書会会長 増喜重敏
『十歳にして菓子に心動かされ、二十歳にして恋人に心奪われ、三十歳にして快楽に、四十歳にして野心に、五十歳にしてなお貪欲に執着する。いつになったら人間は、ただ叡知のみを追って進むようになるのであろうか。』この箴言は、かのジャン・ジャック・ルソーの言葉ですが、彼自身の反省の心も入っているそうです。いやあ、助かりました。フランスの誇る偉大な思想家でも誘惑に弱い人間の心を嘆くなんて・・・・・・。これで正月三が日の夢見の悪さが吹っ飛びました。さあ、気分一新して今年も秘書さんたちのために働くぞ。今年もどうぞ宜しく。

 

◇日本共産党秘書団団長 栫 浩一
この年末年始は、「年越し派遣村」が大きな注目を集めました。私も昨年は、契約を中途解除された労働者から実情をうかがう機会がありました。いま進行している非正規労働者の解雇・雇止めは、仕事を失うと、同時に住まいも失い、生活そのものが成り立たなくなってしまうというひどいものです。政治の責任でなんとかしなければと意をつよくしました。
昨年の五月から、秘書協の役員となりました。先輩諸氏が築いてこられたことに学びながら、秘書の処遇改善のために、微力ですががんばりたいと思います。

 

◇社民党秘書会会長 喜久里康子
謹賀新年。今年は、国会から私たちの国の歴史を考える年にしたいと思います。
自分のルーツである沖縄から見ると、薩摩侵攻(一六〇九年)から四〇〇年、廃藩置県(一八七九年)から一三〇年という節目の年、沖縄県議会発足一〇〇年にあたる年でもあり、地元でも様々な取り組みが予定されています。
歴史を知ることで主体的に民主主義と自己決定権を追及し、議会制民主主義への理解を深め、仕事に活かせるようにしたいと思います。
末尾になりましたが、秘書の皆さまの心身整ったご健勝を祈念申し上げます。

 

◇国民新党・無所属の会秘書会長 牧田智行
明けましておめでとうございます。昨年後半からの世界的経済不況は、ありとあらゆる問題を引き起こし、先行きの見えない新年の幕開けとなりました。
このような中でも、今年は間違いなく総選挙の年でもある訳ですから、我々にとっても試練の年になる訳です。
たとえ政治信条が違っているとしても、それぞれが信じる道を進み、総選挙の洗礼を受けなければなりません。結果が出た後、激変が起きるように感じられます。いかなることになろうとも、国民の為になる方向を目指していきましょう。

 

《議員会館の運営等に関する要望》

衆議院事務総長 駒 崎 義 弘 殿
警務部長 新小田 敏 明 殿
管理部長 齋 藤 裕 人 殿

平成20年11月7日
衆議院秘書協議会 会長 三盃 久

平素から、私たち衆議院秘書協議会の諸事業に対し、温かいご理解とご協力を賜り感謝申し上げます。
議員会館は、国会議員及びその活動を補佐する秘書の活動拠点であります。
この度は、議員会館地下通路の利便性に関し、有効的かつ効率的な利用方法について下記の要望書を提出いたしますので、ご検討をお願いいたします。

1 現議員会館の地下通路について、開会中は衆議院・参議院との会議の連絡等の利便性確保のため、地下連絡道の衆参仕切扉の開扉を午前7時40分にしていただきたい。また、本館との仕切扉についても同様に午前7時40分に開扉していただきたい。
2 新議員会館においても同様に、地下連絡道の衆参仕切扉、本館との仕切扉、地下鉄との連絡扉の開扉を午前7時40分にしていただきたい。

以上 要望いたします。

上記の要望に対し、平成20年12月1日より衆議院の院内及び議員会館の通路の開扉時間が、繰り上がりとなりました。また、参議院との地下通路については、平成21年1月5日、今通常国会より実行されています。

□新議員会館の「託児所」を利用しやすくするために
来年の7月、衆議院新第二議員会館に福利厚生施設「託児所」が設置される予定です。
自分の住んでいる地域の保育園に子どもを預けることができなくても、継続して国会での仕事ができるようにするため、秘書協では国会内に託児所の設置を求めてきました。新しくできる国会内の「託児所」を少しでも利用しやすい施設にするために、秘書協では、各会派から数名ずつ託児所問題を検討する委員を選任して、衆議院事務局および事業を運営する三菱地所と二度ほど協議をしています。
12月3日に全議員室に配布された「衆議院新議員会館 託児施設に係る調査依頼」の説明によれば、「託児所」の利用料金は、「10万5千円以下(想定)」となっています。しかし、この料金設定は、一般の保育所と比較しても高額であり、保育の質を落とすことなく、国会で働く利用希望者が利用しやすい料金にするよう要請しています。
また、託児所検討メンバーの有志では、東京駅前のビルの中にある託児所の視察も行いました。
今後とも、秘書協では、安心して利用できる託児所とすべく事業者側と意見交換をしていきたいと考えていますので、ご意見のある方は、ぜひ所属する会派の役員にご相談ください。(秘書協事務局次長 笘米地真理)

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